介護業界は異業種から見てみると給与が少ないという印象を持つ人が多いです。
介護保険制度が導入されて民間企業が入ってからまだ年数が経過していないので、まだまだ低いのが現状です。

ホームヘルパーを例にとって正社員と派遣社員の平均年収を比較してみると次のようになります。
正社員であれば年収は280万円から290万円です。
月給は20万円になります。
そして何とその金爆は派遣社員であってもほぼ変わりません。

これはケアマネージャーなどの他の職種においても同様です。
実は勤務形態が異なってももらえる金額はあまり変わらないのです。
しかし収入がさほど変わらないとしても、正社員を選択することで得られるメリットは当然ありますので、それらのことも踏まえ自分はどうしたいのかよく考えてみましょう。

そんな介護業界ですが、高齢化社会に突入して今後ますます需要が高くなっていく業界であることは間違いありません。
そのため、国家も正社員の待遇を改善するための取り組みを行っています。
たとえば、介護業界の中で最も専門性が必要とされる介護福祉士については、資格手当てを給料に上乗せするなど給料を上げる取り組みを実施しています。

また、管理職についている場合は他の業種の民間企業と比較しても遜色のない給料をもらっている人が多いです。
そのため、実際に40代から異業種から転職を希望する人も少なくありません。
上場企業であれば役職についていなくても平均賃金が比較的高いですし、地方に行けば人手不足なので給与は都市部よりも若干高い傾向があります。